外資系ママリクルーターの"勝手に採用論"

グローバル企業の採用担当をする中で考えた”採用の仕事”や”育児との両立”について綴ります

ダイレクトソーシングで返信がもらえるコツ〜メール本文に記載すべき5つのこと

メールタイトルでまずメールを開いてもらったら、本文を見て「返信」のアクションをしてもらう必要があります。
私はスカウトした候補者との面談の中で、最初に必ず「なぜ返信をくれたか?」質問します。

その中で、「XX社が大手だから」「情報収集の一環で、とりあえず話を聞いてみたい」という方もいらっしゃいますが、多いのが「XX社がこういうビジネスをしていると知らなかったが、スカウト内容をみて興味が惹かれた」という方です。

元々自社を転職先のターゲットとしていなかった人に、「まず話を聞いてみよう」と思っていただくためにはどのような事をスカウトメールに記載するとよいのでしょうか?

 

①スカウトした理由
なぜ多くの登録者の中からあなたにコンタクトしたかを伝えます。レジュメの内容から、「XXの経験が活かせる」「XXのキャリアの志向とあっている」と具体的にその方にあったオファーであることを伝えます。

 

②職種・職位レベル
職種や職位の想定ありきで転職している場合もあるので、ここで候補者の希望とあっているものを提案することが重要です。

 

③仕事内容
Job descriptionの業務内容の抜粋に加えて、「他社では経験できないユニークな点」「キャリアにおけるメリット」を伝えます。
よりイメージをもってもらうために、Hotなプロジェクト事例や社員のインタビュー記事のリンクを掲載することも有効です。

 

④会社の特徴
最新の事業内容、ビジョン、ビジネス状況を伝えます。「あまり知られていないが魅力的なポイント」をいかに伝えるかがポイントです。

 

⑤カジュアルなミーティングの提案
転職意思が固まってなくても、情報収集の一環でよいことを伝えます。電話で15~30分位なら話を聞いてもいいかなと思う方も多いです。

 

挙げてみると、ごく普通のことなのですが、重要なのは「具体的な内容であること」「送る相手に響く内容であること」です。

そのためには、日々アンテナを高くもって情報収集し、「どういった人がどういう切り口ならこのポジションに興味をもつか」というペルソナ設定ができていることが大切です。自分自身が転職サイトに登録してみて「どういうスカウトに自分の心が動いたか」を研究してみるのもオススメです。